VISION

ビジョン

「起こり得る未来を自ら考える力を、ビジネスの現場に」

MISSION

ミッション

当社は、「シナリオプランニング」専業のコンサルティング企業です。お客様の事情やニーズにあわせて、お客様のシナリオプランニング活用をサポートいたします。「シナリオプランニング」とは、「未来は予測できない」という前提に基づき、「複数の等しく起こり得る未来シナリオ」を作成することで今の私たちの視野を拡げ、本質的に予測不可能な未来により良く備える行為です。

未来はこうなる、といった将来予測や、権威ある組織・政府によって提示された公式の未来像に基づいてビジネスの意思決定をすれば、未来を自ら考える必要はありません。しかし、ビジネスの現場にいらっしゃる方々は、専門家の将来予測や公式の未来が外れた例を実体験としてお持ちのはずです。VUCAと呼ばれる時代、将来予測に依存することのリスクはますます高まっています。

「シナリオプランニング」は将来予測ではありません。社外の誰かに与えられた将来予測や公式の未来に自社の命運をかけることでもありません。自社を取り巻く未来の事業環境がどうなる可能性があるか、を経営陣や社員自ら考え自由闊達に議論し、社内の集合知を複数の未来シナリオに結晶化する。等しく起こり得る全く異なる複数の未来像が提示されたとき、自社としてどう判断すべきか悩み、決断する。それが「シナリオプランニング」です。

当社は、お客様がお客様ご自身で起こり得る未来を考え議論する場を設計し、ファシリテートすることで、お客様が不確かな未来により良く備えることを支援いたします。

OUTLINE

会社概要

社名株式会社フューチャーネス
所在地神奈川県横浜市中区
事業内容シナリオプランニングに関するコンサルティング業務、教育及び研修
代表者シナリオプランナー 兼 代表 木原 正樹
設立日2019年12月4日
法人番号9020001133986

GREETING

ご挨拶

民間におけるシナリオプランニングの活用は半世紀前、世界的なエネルギー企業であるシェル社による適用に遡ります。私がこの歴史あるシナリオプランニングについて詳しく知ることになったのは、2013年に、日本を代表するシナリオプランナーである角和昌浩先生の研修に参加したのがきっかけでした。その後、英国シェルシナリオチームで勤務する幸運に恵まれ、帰国後もシェルでの学びを活かしつつ、角和先生からのご指導を賜りながら、様々なシナリオプロジェクトに携わってきました。

偉大な先人たちが磨き上げ、深化させてきたシナリオプランニングの技術と実践。これを引き継ぎ、活用・発展させながら、次代に継承することには、社会的な意義があるのではないか、と思い、2019年、この会社を立ち上げました。私自身、若輩者ですが、シナリオプランニングのスキルと経験を活かし、お客様の戦略的な議論を支援したい、と考えています。

日本人1人で飛び込んだ英国を離れる際、当時のシェルシナリオチームのリーダーは「井の中の蛙大海を知らず」「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と日本語のことわざを引用して、私を励ましてくれました。お客様と共に見知らぬ未来を探索することは、当社にとっても挑戦です。その挑戦を通して、お客様と共に未来への視界を拓いていけたら幸いです。

木原 正樹

シナリオプランナー 兼代表
Scenario Planner & Representative

代表者プロフィール

・(2014-2017) 英蘭ロイヤルダッチ・シェル社 シナリオアナリスト
・(2020-2021) 東京大学公共政策大学院シナリオプランニング講座 ゲスト講師
・(2023) 多摩大学大学院MBA シナリオプランニング講座 特別講師
・(2025) 一橋大学GX/SX経営人材育成プログラム (HTSLP) シナリオプランニング講座 講師
他、民間企業や研究機関を中心に多数のクライアント様のシナリオプランニングを支援

民間企業におけるシナリオプランニング活用のパイオニアである英蘭ロイヤルダッチ・シェル社シナリオチームにて、歴代2人目の日本人として勤務し、実践的なシナリオプランニングを最前線で経験。
帰国後、一部上場企業経営企画部にて、経営層やリーダー陣を巻き込んだシナリオ作成と、シナリオに基づいた戦略立案・実行をサポートしてきた。
2019年、シナリオプランニング専業コンサルティング企業「フューチャーネス」を設立し、お客様のシナリオプランニング支援中。

ADVISER

アドバイザー

角和 昌浩

シナリオプランナー 株式会社フューチャーネス アドバイザー
Scenario Planner & Futureness Advisor

1953 年生まれ。1977 年東京大学法学部卒、昭和シェル石油入社。1991 年~ 95 年、ロイヤル・ダッチ・シェルグループ本社のシナリオチームに在籍。2003 年よりビジネスと研究教育の二足の草鞋を履く。日本エネルギー経済研究所、電力中央研究所、名古屋大学エコトピア科学研究所客員教授、東京大学公共政策大学院特任/ 客員教授を歴任。2017 年昭和シェル石油退職。2021 年東京大学退職。2025年1月、株式会社フューチャーネス アドバイザーに就任。近著に「シェルに学んだシナリオプランニングの奥義 (日本経済新聞出版社, 2022)」、「シナリオ思考:“シェル流”を超えて (2024)」。

アドバイザーご挨拶

角和昌浩は2025年1月からフューチャーネスのアドバイザーになりました。

木原正樹代表をサポートします。

私がシナリオプランニングに出会ったのは、1991年のこと。当時勤めていた会社が、その当時コモディティトレーダーをやっていた私を、シェルのロンドン本社シナリオチームに派遣したのです。

シナリオチームは、ほとんど初めての試みだが日本人を起用してみよう、きっとヘンテコで珍しい考え方や振る舞いを見せるだろう、という冒険をやり、私は期待通り他のメンバーとは違った見解を発信しつづけ、同時に、懸命にシナリオプランニングを実践的に習得していきました。

シナリオチームとの交流は長く続き、また日本国内でも様々なシナリオプロジェクトを手掛けながら成長していったわけです。

フューチャーネスに役立てたいのは、まずもってこの経験です。シナリオプロジェクトは、実践経験の蓄積 -まずまずの成功も、たくさんの失敗も- がとても役立つ。角和はもはや老人だから立ち居振る舞いに切れを欠くが、木原氏やクライアント様にアドバイスができる場面があるかもしれない。

次に、シナリオプランニングの思想と理論をもって支えたい。角和は大学に在職していたもので、思想と理論を鍛えてゆくためにたくさん考え、たくさん書きます。プロジェクトには試行錯誤や迷い込みが、しょっちゅう起こるが、ここで思想や理論がコンパスとして働き、進むべき方向を示してくれます。

最後に、木原氏の今後の成長の繁栄を見ていたいという動機があります。

氏と出会ったのは2013年ころだったかしらん。製油所の技術陣のなかで、いささか地味な分野を入社以来8年やっている俊英がいる、ということで会ってみました。この人をシェル本社のシナリオチームに派遣できないものか、といろいろ働き、うまくいって20年ぶりに日本人がチームに入りました。

今や立派になられた木原正樹代表をこころから応援しようと思って、この度、アドバイザーに起用してもらったのであります。

当社についてのお問い合わせ

CONTACT