書籍紹介「シェルに学んだシナリオプランニングの奥義」

弊社アドバイザーであり、日本を代表するシナリオプランニングの第一人者、角和昌浩先生が2022年に発刊された「シェルに学んだシナリオプランニングの奥義」をご紹介します。

未来洞察手法の一つであるシナリオプランニング手法を民間企業における実践を通して体系的に理論化し発展させてきた英国シェル社。そのシェルシナリオチームに日本人として初めて1991~1995年に参画されたのが角和昌浩先生です。角和先生は、シェルシナリオチームでの勤務を通してシナリオプランニング手法を学び、日本に帰国後、日本企業や政府関係者とのシナリオプロジェクトを通して、日本人にも合うシナリオ手法を開発、発展させてこられました。

弊社代表の木原は、昭和シェル石油勤務時代に角和先生と出会い、日本人として二人目のシェルシナリオチームメンバーとして2014~2017年に英国で勤務しました。シェルシナリオチームや角和先生とのシナリオプロジェクトにおいて弊社代表が知ったこと、それはシナリオ手法の実践に必要な重要な詳細は、経験あるシナリオプランナーに属人的な暗黙知となっており、まるで徒弟制度のように若手のシナリオプランナーは熟練者と一緒の実践の中の成功と失敗を通して、暗黙知的な手法を盗み習得せざるを得ない、ということです。過去にシェルシナリオチームにいたメンバーが出版したシナリオ手法の良書はありますが、それを呼んだだけではシナリオの実践は難しい。

本書は、そのようなシナリオプランニングの熟練者が保有する暗黙知を、できる限り分かりやすく体系的に言語化されたものです。この書籍が世に出たこと、それはシナリオプランニングの分野で学ぶものにとっては大変価値があることであり、僥倖と言えます。

シナリオプランニングにご興味をお持ちの初心者に加え、現場で悩み苦しみながらスキルアップを目指すシナリオの実践者にも大変おすすめの書籍です。

シェルに学んだシナリオプランニングの奥義

角和 昌浩 (著)
出版社 日本経済新聞社
ISBN 978-4-296-11512-9
価格 2,800円(税別)
発行 2022年11月初版

目次

第1章 シナリオプランニングの特徴

第2章 シナリオプロジェクトの使い方

第3章 プロジェクトの進行 手順とポイント

第4章 アプローチとフレームワークの選択

第5章 簡略化したプロジェクト

第6章 ファシリテーションの技術を磨く

第7章 シナリオ作品を見る

第8章 気候変動問題とシナリオプランニング

第9章 なぜいまシナリオプランニングなのか